ベタベタに甘やかされるから何事かと思ったら、罠でした。
パジャマの上から、大きな手のひらがやわやわと触ってくる。彼は出会ったときからちょっと変態だけど、私に触れるときはどこか謙虚だった。こちらの反応を窺って、確かめるように少しずつ力を強めてくるから、それがどうにも恥ずかしくて。
触られているうちに私の緊張が解けてきたことを感じ取ったのか、春海さんは今度、こめかみにキスを落としながら私のパジャマのボタンを一つずつはずしていく。
「ひなちゃんってさ」
「……ん」
「朝弱いでしょ。低血圧? ……全然体に力入ってなくて、感じてふにゃふにゃしてる」
「っ」
「かわいい」
前より体を触れ合わせるようになっても、彼の口癖は相変わらずだ。
パジャマの前を開けて両手で直接胸に触れる。人肌に触れられる刺激にぞくぞくしていると、目の前にあった春海さんの頭は布団の中へ潜った。私の胸元へ。
「っ、あ」


