いつの間にか世界の敵になっていました【完結】
one
キョエーッ キョエーッ キョエーッ
上を見上げれば雲1つ無い快晴。
しかし、目の前に広がる鬱蒼と茂った木々達を見て私は一言も発せないでいた。
ここはどこ わたしはだあれ?
360°北も南も分からないような森
そこに生えている木々は全てご神木なんじゃないかと思うほどに幹が太く、
十人十色ならぬ十木十色、色とりどりの葉をサワサワと揺らしている。
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