いつの間にか世界の敵になっていました【完結】

自分の置かれる状況を確認しようと顔を下に向ければ、目に写るのはもう見慣れたテカった制服

と、そこにベッタリと付いた土汚れ


ちょっwwマジ最悪ワロえないwwwww






え、何なの?


私の頭が残念なのか、全く理解出来ない状況に肩を落とすと、肩からリュックがずりた。


制服を着て、置き勉によりスッカスカなリュックを背負って、足には踵のすり減ったローファー


そして、無意識のままに握られていた手を開けば出てくる十円玉


うん。私は確かに登校していたようだ。





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