君の香りは何処か懐かしい香り
「優希帰ろー!」

「うんっ!」

美咲達と、駅が同じだったから一緒に帰ることになったんだ。

友達と、帰るなんて初めてだ〜^_^

「あっ!優希!!」

男子の声がして、振り返ったら木ノ崎先輩だった。

「木ノ崎先輩!久しぶりです!」

「えっ!?久しぶりじゃないよー!朝会ったじゃん!」

と、ニコニコ笑いながら言ってきた。

「あ、そうでした!」

舌を出して笑った。

その瞬間、木ノ崎先輩の後ろにいた何人かの人が倒れだした。

「優希ー!!全く無造作に男子をメロメロにしちゃダメでしょ!」

「ごめんなさい‥‥」

何故か美咲に怒られた。

「てか、木ノ崎先輩じゃないですか!」

「美咲知り合いなの?」

「知り合いっていうか、中学の時の先輩だよー!」

「てか、優希こそ何で仲よさげなの?」

「それはねー、木ノ崎先輩が私が自転車にひかれそうになったのを助けてくれたんだー!」

「木ノ崎先輩やりますね〜。こんな美少女を〜」

美咲はニヤニヤしながら木ノ崎先輩のことを肘でツンツンつついている。

「そんな女たらしみたいな言い方やめろよー!」

「あれっ!事実じゃないんですか?」

「おまっ!いい加減にしろよ!」

「お二人とも仲がいいんですね!」

「「えっ!?何処が!!」」

声まで揃っていた。

そんな二人を見て、プッと吹き出してしまった。

「おっ!優希やっと笑ったなー!」

美咲がふーっとため息をつきながら言った。

「えっ!?そうかな?」

「うん。ちゃんと笑えてるのは初めて見たよー!さっきまでは、がんばって笑ってた感じかな?」

いつの間にそんな風に笑ってしまったんだ。

もしかしたら癖になってるのかもしれない。

「これからは、優希をどんどん笑わせてやるぞっ!」

美咲は何故か張り切りながら靴を履き替えて先に歩いて行ってしまった。

美咲って最初からあんな性格だっけ?

もっとゆるふわな感じがしたような?

美咲もなかなかな不思議ちゃんだと思うな。

「では、木ノ崎先輩また明日!」

「あっ!待って!メアド交換しよー!」

「あ、はいっ!」

携帯をカバンからだして木ノ崎先輩と通信をする。

何故か木ノ崎先輩に話しかけてもらうと嬉しいくて、胸がドキドキするような?

自分の身体なのに自分の身体じゃないみたいだ。

この気持ち?は一体何なんだろう?

初めてが多すぎでわからない事だらけだ

「はいっ!終わり!優希いつでもメールしていいからね!」

「はいっ!ありがとうございます!木ノ崎先輩もしてきてくださいね!」

木ノ崎先輩に手を振り、美咲を追いかけた。

< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop