春の恋に涙する。
私が今から通う学校の名前は
……なんだっけ?


まあ、校門に行けば書いてあるから
覚える必要はないです。


学年300人全校900人以上。

人がとても多い学校。

その理由はシェアハウスや寮。

憧れてくる人もいるけど、
この学校には様々な学科があるため、
遠くから親元を離れ来る人もいる。


成績もいいし、なんせ生徒会が
かっこよかったりかわいかったり
なんとかだったり……


最後のはよくわかりませんが
そんな感じで名門校と言っていい
学校なのです。




学校に近づけば近づくほど人が
増えていきます。
新入生でしょう。
先輩方は入学式の準備をしてるでしょうから。


お、校門だ。

…………緑明高校。

なるほど。念のため、覚えておくことに
します。



……なんかうるさい。

「キャー!キャー!」

悲鳴!?なんだ、なんだ。

女子たちの視線には男子2人人女子2人

「……美形……」

ここに来て、私は初めて声を出しました。
だって本当にそうだったんだもの。

男子3人はとってもかっこいし、
女子2人はとってもかわいい。

これがもしや、噂の生徒会……!


確かに、これだけの顔立ち、スタイルなら
文句など、どこにもないです。



緑明高校は校門をくぐると、
一直線の道になっています。

桜の木が沢山植わっていて、
満開、散るどちらも綺麗でしょう。

掲示板には部活募集ポスターや
学校の歴史など
沢山記事が貼ってあります。

(見ていて楽しい……)




この中で友達が居たら最高だけど。



そんな気持ちを押し殺して
1歩ずつあるくのでした。



みんが、私を見てきました。

(なになになになになに!!)

こ、怖がられてるの!?


私、そこまで変な人……?


ひとまず……


逃げる!!!!!!!


あーもう。憂鬱。憂鬱。憂鬱。ゆ



憂鬱すぎるよ。





一瞬、目に光が戻った。

でも、もしかしたら錯覚だったのかも。


生徒会がかっこよかったり
かわいかったりしたって


私には関係のない物語じゃないですか。

どこに私がかかわるところがあるというのですか。

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