だから、俺にしとけよ。




「伊都ちゃんは?」


俺の言葉に恥ずかしそうに顔を逸らす。

さっきあれだけ言ってたのに。



「伊都」


耳元で囁くと、耳を押さえて俺を見る。


顔真っ赤。




「好き……」



あーもうかわいすぎ!


ダメだ。



俺、自分保てないわ。


全部伊都ちゃんのペースにされてしまう。





「伊都、教室戻る?」



首を横に振る。

それだと俺が困るんだって。




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