恋と言う名の青空を描いて
「ってちょっと…何泣いてんの!?」
「うっ…ぐすっ」
今はまだ小規模な泣き顔だが大泣きしそうな雰囲気だ。
「おまっ…悪かったよ俺が悪かったから…泣かないでくれー」
なんで俺が謝る事なるんだよ!
彼女のまえであれやこれや言いながらこれ以上泣かないようにと言葉をかける。まるで子供をあやしてる気分だよ。
なんとか泣きやんだ彼女。でもなんか怯えてるような感じだな。
「すいません…すいません…」
彼女は泣いてる時も、そして今もそんな風に謝ってしてるし…。両者ともに何回謝ったことやら。
そんな事してたらやがて彼女の口から言葉が出た。
「男の人…苦手で…」
なるほど…。
って言っても泣くほど嫌いなのか?でもそんな理由も知らず俺が怒鳴ったのも悪いよな。
「すまんな?急に怒鳴ったりして…」
首をブンブンと彼女は振った。
「私が…わるいから…」
そう言って自分のせいにする。
段々泣きやんできた彼女は俯く。
「まぁいいや。練習戻りな」
そう言葉を投げ掛ける。だが…
「でも…鼻…」
っと言って練習に戻らない彼女。
なんとゆうか…。俺の鼻がそんなに大事なのか?
「あーもうわかった!保健室行くよ」
「付き添います」
「はいはい…」
断っても言う事聞かないであろうから仕方なく了承した。
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