姫野アリカの事件調書

ではでは、今日の依頼をみなさんにも聞いていただきましょうか！

私たちがみんなでお客さんのところへ向かうと、そこにいたのはおかっぱの元気そうな女の子でした
でも、その子は涙を浮かべていて…

「ふぇ…っうぐっ…だぁんでいざぁーん」

「え？どしたの？大丈夫？？」

その子は私の顔を見て安心？したのか号泣し始めてしまいました

「おい、大丈夫か？」

ふーちゃんが言っても号泣は止まらないのです…

「何があった？」

たっちゃんがそう言うとようやく話す気になってくれたようです

「あ、あの…私、神田桃音と言います」

「ももねちゃん？じゃあピーチちゃんって呼ぶね！」

「だぁーかぁーらぁー勝手にあだなをつけないって何回いえばわかるん」
「良いですよ」

「…え？」

「あ、あの私あだなとかあんまなかったんでまぁまぁ…いえ、とても嬉しいです！ありがとうございます！」

「ね？ふーちゃん？ピーチちゃんもそう言ってるんだよ？オホホホホホ」

「まぁ、いいならいいんだけど…ってかお前その笑い方キモイから」

「え？ひどーっ！」

「お前らお客さん来てんだぞ？」

たっちゃんがそう言って場の空気が戻ったので早速事件について聞くことに…！

「三角関係？」

あまりにも強烈な事件だったので私とふーちゃんとたっちゃんは声を揃えて言いました


ピーチちゃんの話によるとピーチちゃんは好きな人がいるみたいなんです！その人は上原小太郎くんというみたいなんですけど、長いのでここではうえっちと呼びましょう！

でも、ピーチちゃんにはライバルが…
なんと、そのライバルがピーチちゃんの親友、小崎莉子ちゃんらしいのです！ここではリンゴちゃんと呼びましょう！

で、そのリンゴちゃんはうえっちのことになるとなんでもやっちゃうみたいで…
親友なのにピーチちゃんはリンゴちゃんに嫌がらせされるようになってしまったのです…

でも、ピーチちゃんはリンゴちゃんを失いたくない、でもうえっちとも付き合いたい！みたいな気持ちでこの探偵事務所にきてくれたそうなんです

では、現場調査ということでピーチちゃんの学校へ行ってみましょう！