完璧なカノジョの秘密
「そろそろ行こう、清人」
「あぁ……それでは、行ってきます」
そう言ってまた頭を下げる清人を、私はなんだかジッと見つめてしまった。
そして、お母さん達と別れて、私は清人と歩いて10分くらいにある神社まで向かう。
「まりあ、手」
「うん、ありがとう」
清人はこうやって一緒に歩く時は必ずと言っていいほど、手を繋いでくれる。
こういうのって、男子は恥ずかしがるものだって、勝手に思ってた。
だけど、清人は平気なのかなぁ…?
「ねぇ、清人。さっきはありがとね、挨拶までしてくれて」
「まりあの家族なんだし、当たり前」
「その、嬉しかった……大切になれてるんだなぁって、実感したっていうか……」
と、言っていて恥ずかしくなり、私は俯く。
ーギュッ
すると、私の手を握る清人の手に力が入った気がした。
清人……?
「可愛い事言うなよな。今日の浴衣姿だけでも結構キテるってのに……」
「ええっ!?」
清人、なんか最近ドストレートなんですけど!!
は、恥ずかしいわ……。
なんだか、清人が見れなくて、私は神社に近づく度に見える、提灯を見上げた。