鈍感娘社会人になる!
告白
月曜から大さんはアメリカへ出張。金曜に帰国。
私は、研修が2日ほど。もうすぐ6月。新入社員バッチも返さなきゃいけないから、頑張る!

金曜、大さんからラインがくる。
「ただいま~明日は、我が儘言ってよければ寿司が食べたい。」
「おかえりなさい。全然我が儘なんかじゃないですよ。日本食恋しいですよね?お寿司行きましょう。」
すぐに既読になり
「ありがとう。じゃあ18:30に迎えに行くね。」
「ありがとうございます。」

そして、土曜日。閉店間際に大さんがやって来た。急に仕事が入ったらしく、航空券の手配だった。もうノート見ないでできます。
私が制服から着替えてる間、車で待っててもらった。
大さんの車は、車に疎い私でもわかる高級車で、すごい乗り心地がいいのだ。

回るお寿司屋さんなら、前回ごちそうになったから私出そうとしたら、女の子にごちそうになるわけにはいかないって、大さん頑固で。
値段の書いてない回らないお寿司屋さんに連れてこられた。

私は、好き嫌いないけどお寿司なら鉄火巻が大好きで、鉄火巻から頼んだ。それから、穴子にいくらにウニって、好きなものばかり頼んでも大さんはニコニコして、食べてる私を見てるから、だんだん恥ずかしくなってきた。

「海野さんお願いがあるんだけど。この間のクッキーとっても美味しかった。あんな美味しいクッキー初めて食べた!
また、作ってほしい。」
そんなお願いなら、簡単だからすぐに頷くと
「もうひとつお願いがあるんだけど。
海野花さん、俺と付き合って下さい。」

「大さん。私、付き合ったことないから、呆れちゃうかもしれないけど、私でよければ、お願いします。」

よろしくね。って、ふんわり笑顔の大さんに見つめられて、顔が赤くなるのがわかりました。
そしてまたまたお家まで送ってもらった。
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