恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

謝罪と決断

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眼が覚めると、部屋の天井が見えた。

先輩の家の、私の部屋だ。

「目覚めたか」

この声は……翠狼?

そうだ、私は翠狼と『地下』へ行ったら先輩が、大勢の人狼に囲まれてて、それで……。

やだ、どうなったの?!

確か先輩が凰狼に決闘を申し込まれて、私は凰狼に……!

恐る恐る爪を突き刺された腕に眼をやって、私は息を飲んだ。

傷が……ない。

なんで?!確かに刺されたのに……。

眉を寄せる私を見て翠狼が低い声でいった。

「凰狼が、白狼を認めて和解し、お前の傷を治したんだ」
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