永すぎた春に終止符を



里美を悲しませてまで、恋なんかしないと思う。

私は、里美を抱きしめた。


「本当にバカね。あんたって賢いのに。
何が、私はあなたの味方だなんて、強がってたの。知ってたらこんなに傷つけづに済んだのに」


「梨沙…ごめん。拓海の事は気にしないで。
私が引き合わせなくても、拓海はあなたに会って好きになってたはずだから。
あなた逹が付き合うのは、時間の問題だったのよ。あなたのせいじゃない」


「ねえ、分かってる里美?
私も拓海より、高校生から親友を続けてるあなたの味方よ。
拓海とは別れることがあっても、あなたと離れることは無い」


「梨沙…大好き」

私は、里美のことを思い切り抱きしめた。

「聞いてくれるか分からないけど、拓海に会ってくる。里美は家に帰って待ってて」

里美の願いの1つくらいは、聞いてあげられるかもしれない。

でも、早くしなくちゃ。
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