永すぎた春に終止符を
目が覚めたのは、病院のベッドの上だった。
強烈な痛みと、吐き気で目が覚めた。
保田さんが心配そうにベッドの横で見守ってくれていた。
一瞬、自分が死んだのか、生きてるのか分からなかったけど、保田さんの顔が笑顔じゃなくて、難しい顔だったから、それが現実的に見えて、まだ生きてると思えた。
彼は、よかったと喜んでくれ、看護師さんを呼んでくるといって出て行った。
周りがあわただしくなり、医師が来て体をいじられて痛みから顔をしかめた。
保田さんは、丁寧に私の怪我の具合をメモに取っていて読み上げてくれた。