永すぎた春に終止符を


あれっと思った時には、コンクリートの階段を上からしたまで転がり落ちていた。

自分が横向きに転がって落ちて行ったのが分かったから、足を出すか何とかして転がり落ちるのを止めなくてはと思ったけど、どこをどう体を動かしたらいいのか分からないうちに、記憶が遠のいていった。




多分、まだ雨が降っていて、このまま一晩濡れたままでいるのは、体が冷えてもっと悪いことになると思ったけれど、幸いなことに痛みも、冷たさも何も感じなかった。



腕が酷く痛いと思ったけど、そんなこと、もうどうでもいいと思った。
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