【続】期間限定ダーリン
愛しくて・・・  慶吾side

思い出したくない記憶

「あー、さみぃ・・・。」

仕事の帰り道、一人で俺は街の中を歩いていた。今日は俺の誕生日。

それなのに美玖は俺にこんなメールを送ってきた。


『帰りにケーキ買ってきてね♪』



・・・・・・。

もう24にもなるっていうのに、美玖にベタ惚れな俺は「どうして自分でケーキなんか・・。」と思いつつも、足はしっかりとケーキ屋に向かっている。



あと約1ヶ月でクリスマスだ。

そういうこともあってか、街はやけに騒がしかった・・・。
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