【続】期間限定ダーリン
俺は暗いリビングの扉を開けた。


ガチャ。

扉の開く音とともに、「パーン!」というクラッカーの音が鳴る。


「ハッピーバースデー!慶吾♪」

その音に少し驚きながらも、さっき明かりがついたばかりの部屋に入った。


「ごめんね、準備するの遅くなっちゃって・・・。」

そこに居たのは、俺の愛しい、愛しいお姫様。


「それはいいんだけど、準備って何が?」


「え、涼ちゃんから聞いてなかった!?」


「何を!?」

というか、何でここであいつが出てくるんだ?
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