継恋
足抱慰真 継人編
自分の行動を正当化するつもりなんてない。
それでも先人達のその思いを紡ぐ義務が自分にある様な気がした。
K市に構える自分のお店に着いたのは、閉店間近だった。
コンクリの壁に打ち付けられたアルミ板に彫られたmisakiの文字が滑稽に思えた。
ドアを開けると店内には、笑美花が一人忙しなくお店の閉め作業に勤しんでいた。
「あっ!」
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
俺の予想だともう少し明るいお出迎えをするんだと思ってたがどことなくぎこちない表情だ。
それどころか目を合わそうとしない。
これから自分の身に起きる事に対して、自然と察知しての防衛本能が働いたのかな?
少し違和感を覚えたがそのままカウンター席に腰をかけた。
「荷物届いた?」
「はい。」
基本的に手ぶら主義の俺は、空港から直接荷物を自宅に発送していた。
「そっか。悪いな。急に店空けて。お前がいて助かったよ。」
労いの言葉をかけたのが良かったのか少し、表情が緩んだ様に見えた。
「いえいえ。でドイツに何しに行ったんですか?」
「うーん、犯罪を少し犯しに。」
「えっ?!」
俺の冗談にも思える真実を聴いて、レジ閉めをしていた笑美花の手が止まった。
はっきり言うが、別に嘘でも冗談でもなく俺がドイツでした事は犯罪だ。
脅迫とプライバシーの侵害に深く関わる。
「何やらかしたんですか?!」
今まで、いつもより少し大人しかったが俺の苦手な笑美花に戻った様だ。
慌てて俺の前に駆け寄り大きく目を開き俺をじっと見つめる。
そんないつものコイツに戻った事が嬉しかったのか、不思議と笑みが溢れた。
俺は、カウンタから身を乗り出している笑美花の頭を優しく撫でた。
「心配しなくても、その分の償いは済ませてきたから。」
「でも、日本の警察は優秀だって言うし、いやこれはインターポールが関わってくるのかな?」
一体コイツの頭の中で俺はどんな犯罪を犯したのだろう?
神妙な面立ちで真剣に俺の事を心配している。
多分俺なんかでは想像しえない大犯罪を犯してしまった事になったんだろう。
それでも先人達のその思いを紡ぐ義務が自分にある様な気がした。
K市に構える自分のお店に着いたのは、閉店間近だった。
コンクリの壁に打ち付けられたアルミ板に彫られたmisakiの文字が滑稽に思えた。
ドアを開けると店内には、笑美花が一人忙しなくお店の閉め作業に勤しんでいた。
「あっ!」
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
俺の予想だともう少し明るいお出迎えをするんだと思ってたがどことなくぎこちない表情だ。
それどころか目を合わそうとしない。
これから自分の身に起きる事に対して、自然と察知しての防衛本能が働いたのかな?
少し違和感を覚えたがそのままカウンター席に腰をかけた。
「荷物届いた?」
「はい。」
基本的に手ぶら主義の俺は、空港から直接荷物を自宅に発送していた。
「そっか。悪いな。急に店空けて。お前がいて助かったよ。」
労いの言葉をかけたのが良かったのか少し、表情が緩んだ様に見えた。
「いえいえ。でドイツに何しに行ったんですか?」
「うーん、犯罪を少し犯しに。」
「えっ?!」
俺の冗談にも思える真実を聴いて、レジ閉めをしていた笑美花の手が止まった。
はっきり言うが、別に嘘でも冗談でもなく俺がドイツでした事は犯罪だ。
脅迫とプライバシーの侵害に深く関わる。
「何やらかしたんですか?!」
今まで、いつもより少し大人しかったが俺の苦手な笑美花に戻った様だ。
慌てて俺の前に駆け寄り大きく目を開き俺をじっと見つめる。
そんないつものコイツに戻った事が嬉しかったのか、不思議と笑みが溢れた。
俺は、カウンタから身を乗り出している笑美花の頭を優しく撫でた。
「心配しなくても、その分の償いは済ませてきたから。」
「でも、日本の警察は優秀だって言うし、いやこれはインターポールが関わってくるのかな?」
一体コイツの頭の中で俺はどんな犯罪を犯したのだろう?
神妙な面立ちで真剣に俺の事を心配している。
多分俺なんかでは想像しえない大犯罪を犯してしまった事になったんだろう。