俺様社長の恋の罠

キスも避けられてたし、まだ眞木って奴のことを好きなんだと思ってた。


そう思ったら昨日、眞木の匂いをつけていた美月を思い出してムカムカする。


そんな俺にぎゅっと抱きついて胸に頬を擦り寄せてくる美月を見て、簡単にそんなムカムカはなくなってしまう。


俺のキスが気持ちいいから避けてたって、キス拒否されてたのかなりショックだったけどそんなにかわいい理由だったなんて本当に悩んで損した。


ちょっと、嬉しかったけど。


昨日、俺のキスが好きだと言って自分からキスをねだっていた美月を思い出して愛しさが募る。


本当に、俺のものになったんだよな。確かに俺の腕の中に美月はいるのに、やっぱりまだ夢を見てるみたいだ。


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