卒業までに、俺を好きになってくれないか
荷物の片づけが終わり

時計をみると、もう 19時


届いた冷蔵庫は、空っぽ


買い物行くか…




ピンポーーン


俺んちのピンポンは

井澄さんとこと、音が違った



まだ、何か荷物、あったっけ?



ガチャッ



「宮原君インターホンを確認しないと!」


昼に同じことをした、井澄さんが
片眉をあげて、言った



「こんばんは!煩かったですか?」


「いや、晩御飯食べてないだろ?
うちのお裾分け!それと
引っ越し祝にとうぞ!!」



お盆の上には、ハンバーグとご飯、サラダ

フルーツまでついていた


「すげぇ…」


それに、井澄さんの両腕には

買い物袋が2つ


「え!!そんなに貰えないです!!!
お金払います!!!」


「はい!お盆持って!
ちょっと中に失礼!よしょ!じゃあ!
明日は、入学式だろ?早く寝ろよ!!」


玄関に袋を置いて、あっさりと

帰っていった


今度、御礼しないと




正直、助かった…


明日の入学式で、代表挨拶をするから


遅刻は、出来ない


あれ?



なんで、入学式って知ってるんだ?



季節的にそうだけど…





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