あなたに出逢えて……
「まあ、僕も桜木さんの気持ち分からないわけではないですよ。僕だって、極度の人見知りのせいでいつも一人でいるし。転校してからも、しばらくバカにされてましたからね」




彼も、私と一緒なんだ。



私たちは今一人ぼっちなんだ。



今改めて思うと、飛び降りようとしたとき。




彼に止められて本当に良かったと思う。



実際死ぬのは、正直怖いよ。



本当は死ぬの怖い・・・。



死にたくないよ・・・。



彼の話を聞いてた私は、口を開く。
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