王子様は女嫌い!?




―――――――――――――――――



ガラッ



「………あれ?」




図書室に入ってみると、シーンとしていた



「……唯君、まだなのかな?」



キョロキョロと見回しても、誰かがいる気配はない…




「……先、やってようかな」



そう思って、カウンターに近付いた時だった








ガラッ








ドアを開ける音がした






「…あっ!!!!唯君?
ゴメンねぇ、あたしも今来たばかりでっ…」
















言葉を失った














唯君が、今までに見たことがないくらい





冷たい目をして立っていたから…









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