キミと初恋、はじめます。




────…学園祭準備期間。


星凜学園の学園祭は、特に力を入れるらしく、9月末に行なわれる学園祭の2日間に向けて、約2週間の準備期間が用意されている。


その間、授業は午前中のみで、午後はすべて学園祭の準備に取り掛かる毎日。


学園祭まで残り1週間ほどとなり、だいぶ準備が整ってきていた。



「華沢ー!ヘルプッ!」



衣装係にて、服の縫い方を教えていたあたしに、教室に飛び込んできた委員長の野村くんから、ヘルプがはいる。


料理係は今、家庭科室にて料理の試作に燃えてるんだ。


コスプレ喫茶とはいえ、喫茶店であることには変わらないし。


コーヒーはもちろん、それに合うケーキ等のスイーツを試行錯誤中なんだよね。



「今井さん、あたし呼ばれたから行ってくるね。あとはここを縫えば完成だから、頑張って!」


「あ、ありがとう!華沢さん!」



あたしは、教えていた衣装係の今井さんに手を振って、野村くんと教室を出た。
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