キミと初恋、はじめます。
「ここ?やっぱり、俺んちと近いね」
「えっそうなの?」
翔空は頷いて前方を指さしながら、あたしを見て笑った。
「この道、真っ直ぐ500メートルくらい?」
ご、500メートル!
本当のご近所さんだ。
「そんなに近いんだ……翔空んち」
「ね、俺もびっくりした」
どこか嬉しそうに笑っている翔空につられて、あたしの頬も緩む。
翔空の笑顔は、どうしてこんなに安心するんだろう。
さっき出逢ったばかりなのに、こんなにも自然に話せていて……。