キミと初恋、はじめます。
お気に入りのフードに耳がついた部屋着に着替え、ベットにダイブした。
まだ、外は明るいけれど。
あたしの心の中は複雑な色でいっぱいだ。
……あんなのって、ない。
いきなり抱きしめたり、頭なでたり、当たり前に手繋いだり。
あたし、耐えられるの……?
先が思いやられて、溜息をつく。
スマホの画面を開いて、連絡先に書かれた
〝星宮 翔空〟という名前を見つめる。
星凜学園って、もしかして星宮から取ったのかな……なんて思いながら、あたしは何気なくその名前を押した。
途端、画面に電話マークが表示される。
「……っ!?っ!!?」
で、ででで電話かかっちゃってる!?
あれ、あたし今もしかして2回画面押した!?