キミと初恋、はじめます。


お気に入りのフードに耳がついた部屋着に着替え、ベットにダイブした。


まだ、外は明るいけれど。


あたしの心の中は複雑な色でいっぱいだ。



……あんなのって、ない。


いきなり抱きしめたり、頭なでたり、当たり前に手繋いだり。


あたし、耐えられるの……?


先が思いやられて、溜息をつく。


スマホの画面を開いて、連絡先に書かれた
〝星宮 翔空〟という名前を見つめる。


星凜学園って、もしかして星宮から取ったのかな……なんて思いながら、あたしは何気なくその名前を押した。


途端、画面に電話マークが表示される。



「……っ!?っ!!?」



で、ででで電話かかっちゃってる!?


あれ、あたし今もしかして2回画面押した!?

< 56 / 418 >

この作品をシェア

pagetop