今、2つの色で


ポタ、ポタと。


便箋を、あたしの涙が濡らした。


それは。


不器用な逢坂が一生懸命に書いてくれた、あたしへのメッセージ。


どうしようもないくらい苦しくなって、あたしは便箋を抱きしめる。


目を閉じた。


それでも、目を閉じても涙が滲んでしまうほど、涙はしつこくあたしの目から止まらなく溢れて。


どれだけ泣いても、涙は枯れなかった。

< 464 / 500 >

この作品をシェア

pagetop