今、2つの色で
「実は…蓮也くんと私は従兄弟の関係なの。だからこっそり蓮也くんから手紙を預かって、凛夏ちゃんの写真を見せてもらって…手紙を凛夏ちゃんへ渡すように言われたのよ、もうあの子、かなり必死だったわ」
係員さんが優しく、目を閉じたままのあたしに声をかけた。
嘘でしょ。
そんなことしてくれたの。
だから、こんな手紙なんか。
逢坂は分かってたんだ。
あたしが間に合わないことも。
あたしが逢坂を探し回ることも。
あたしが苦しい思いをしていたことも。