今、2つの色で


一方、駿は未亜のその声と表情に反応して特に表情を変えないまま未亜を見つめた。


「駿くんっ、凛夏は駿くんの彼女でしょ?凛夏のこと、もっと大切にしてあげてよ」


それは怒っているというよりも、注意をしていると言ったほうが正しかった。


未亜はいつもより少し強い口調で、そう主張する。


「…大切だよ、でも本当に今日は学級日誌を書かなくちゃいけないんだって」


「本当?いつもそう言って嘘だもん」


駿が浮気男だって知っているのは、この学校ではきっとあたしと未亜だけ。

< 47 / 500 >

この作品をシェア

pagetop