今、2つの色で
そのほかの生徒がこの言葉を聞いたらきっとびっくりするだろうけど、今はどの生徒もお弁当やおしゃべりに夢中で、誰の耳にも入っていないようだ。
「本当だって」
「嘘だっ」
気がつけば駿と未亜の収集のつかない言い争いが始まりそうだったから、あたしは2人の間に言葉を投げた。
「いいよ未亜、ありがと」
あたしの言葉に未亜と駿は言い争うのをやめて、2人ともあたしのほうに視線を向ける。
「でも凛夏っ「…駿、勝手にしていいから」
未亜の言葉に重ねるように、あたしは駿に冷たく言い放った。