悪いキス

もちろん振られたんだから大航が迎えに来るはずもなかった

わたしはしょんぼりして朝の賑やかな街並みを登校した

教室にはいつもと変わらない風景があった

わたしが教室に入っても誰も見向きもしない

大航もすでに学校に来ていたが隣の席の生徒と話をしていた

わたしはそれを見てまた落ち込んでしまった

スカートの裾を持つ癖がまた出て来る


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