愛を教えてくれたのは若頭


ならば、お金が一番安い高校へ行こう
いろいろ調べてみたら
偏差値が低い…言わば不良高校だ
別に高校を卒業できればいい
そう思って母に伝えたが
母は難色を示したのだ

それから受験の話はしていない
まぁ、受験はまだまだ先の話
願書でさえまだだ


自分の中で建てたプラン
これからも母と二人で
支え合って生きていくと思っていた


けど、それは私の勝手な思い込みだった



「茜に紹介したい人がいるの」


そう言ってきた母は
ニコニコと笑顔で言ってきた


紹介したい人、
それは友達…じゃないことくらい
私にだってわかっていた
嫌だな、と思いながらも
私は承諾をし、母とその人と3人で
食事をすることになった

待ち合わせをしたレストラン
私と母が行くと、すでに席で待っていた
初めて会う人…それが今の父だった

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