愛を教えてくれたのは若頭
「晃のだから」
そう付け加えると
店員さんはビックリした顔をしたが
了解、と言って私を誘導する
ずらっと陳列されている服を
店員さんはんー、と悩みながらも
私に当てては、また考えて
違う服へと手が伸びる
これがずっと続いた
だって、全身だもん
服だけかと思えば、下着も…
カップサイズを伝えようとしたが
「ちゃんと合ったサイズにしましょう」
店員さんのよくわからない気迫に
はい、としか言えなかった
けど、店員さんが選んでくれる服や下着は大人な感じがしたけど
合わせてみると、そうでもなく
これ、大丈夫かもっというものばかり
それでも私にとっては冒険な服だ
…と、いうか、こんなに買えないけど