愛を教えてくれたのは若頭
話がある、と晃さんは
私を反転させ
晃さんと向かい合わせになる
「茜を探すのに、お前の家について調べた。もしかしたら親父に連れ戻されたんじゃねぇか、って」
「俺がお前から聞いた状況と違った」
聞くのが怖いと思い下を向きそうになったが、顔を上げる
『違うって何?私が嘘をついていたって言うの?』
信用されていないのかと思ったが
晃さんは横に首を振る
「弟から電話あっただろ、あれも気になっていて、それも探った」
裕也っ、
すっかり忘れていた
あれ以来、話も聞いていない
今はもう、年末だ
年が明ければ受験のはず
『どう違うの?教えてっ』
良くないことが起きている
それだけは理解さている
だって、あの両親だ