愛を教えてくれたのは若頭
メールを開けば
なんてことはない
【学校に行きなさい】
そんな内容ばかりだ
いくつかのメール
安心して、未読のメールに目を通す
その中のメールに止まった
メールは母からのメールだが
内容に少し驚いた
日付はつい最近の昨日だ
【離婚することになった】
【また一緒に暮らそう】
あまりにも勝手すぎる言葉
離婚というのは、あの男と別れるという事は、私にとってありがたい
母があの家を出るということだろう
元々あの家はあの男が前の奥さんと一緒に住んでいた家だ
それなら裕也とも卓也とも
赤の他人になるということだ
あんなに溺愛していた裕也との別れで
愛情の矛先は私へも向けようとしているのだろうかと、寒気がする
【一度、連絡して】
切羽詰まる感じなんだろうか
あの家には私の物は無いはずだ
それでも、連絡はしようと思った