愛を教えてくれたのは若頭


項垂れている湯川
これから警察の人が来るらしい
私も多少なり話を聞かれるという


「一つ、湯川さんにお伝えしなきゃいけないことがあります」


湯川の前に座り込む風間さん
湯川は反応せず項垂れている


「裕也くんが弁護士になりたいという理由、きいたことありますか?」


風間さんの問いに反応しない
何故、今裕也の話なのか疑問に思う


「裕也くんは、あなたがこれから先ずっと茜ちゃんを犯し続けるようなら、自分が法的に裁こうとしたようです。貴方を訴え、茜ちゃんを守ろうとしたんです」


ようやく顔を上げた湯川
まさか、と言う顔だ
けど風間さんはあるものを湯川に見せた



「裕也くんから預かったものです。貴方の書斎に隠してあったものですね」


それは何枚かの写真だ
それには多分、私の霰もない姿が写っているのだろう

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