愛を教えてくれたのは若頭
これから

今後



クタクタな身体にバスタオルを巻きつけ
なんとかベットにたどり着いた
本当はTシャツくらいは着たいが
そんな元気もない


晃さんから逃げるように離れた私
これ以上一緒にいたら
私の身体がもたないと判断した
ベットの上で一息つき
何か着ないとと思い
クローゼットを開けた

Tシャツと下着くらいは付けたい
寝るにはまだ早い時間だし
お昼ご飯すら食べていない
なら何か作ろうかと考えながら
ショーツを履き、ブラジャーをつけた



「何をしている?」


振り返れば
上半身ハダカの晃さんが寝室に入ってきた
なぜ上半身ハダカなのか、
私の身体を隅々まで洗ったせいで
ずぶ濡れになったのだ
その証拠にスラックスも濡れている


『き、着替えてた』


そう言って晃さんに背をつけて
急いでいるTシャツを着た
下着姿を見られた恥ずかしさはあったが
つい先程、全てを見られたわけで
ギャーギャー騒ぐものでもない

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