愛を教えてくれたのは若頭


「同伴してあげるよ」



シャワーを浴び終わったよっちゃん
ぐったりと私はベットから動けないでいた


同伴?
桜花さんに聞いてみないとわからないな
片手でスマホを操作し
同伴の事を伝えた


よっちゃんのせいで
出勤時間はギリギリになってしまった


「茜ちゃん、ギリギリよ」


ボーイさんによっちゃんを託し
私は急いで着替えを始めた

私が準備をしている間
桜花さんがよっちゃんの相手をしてくれていて、申し訳ない


『よっちゃん、お待たせ』


「こら、茜ちゃん。お客様にそんな言葉を使うものではないのよ」


桜花さんに小さな声で怒られてしまったが、よっちゃんは構わないと言ってれた


「それにしても、女は化けるな」


よっちゃんは私を珍しい物を見るように驚いている
でしょ?と笑うと、よっちゃんも桜花さんも笑ってくれた

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