愛を教えてくれたのは若頭


カタカタカタ、


小さな音で目が覚める
数時間も寝ていないのに
よく起きれるな、と感心してしまう



朝はまだ寒い、布団を頭まで被る
肌が寒いわけではない
ベットの上で一人丸くなっていたら
カタカタという音が止んだ



ギシッ、と軋むベット
起こした?と声がする
そうだよなんて言えない

寝たふりをするのがいい、と
よっちゃんは構わずベットの中へ入り
私の身体へと巻きついてきた


暖かい、と安心してしまう
上半身裸のよっちゃんの肌

一切、服を身にまとっていない
生まれたての姿の私


「茜…、」


よっちゃんは私の肩にキスを落とす
さっき、したばかりだというのに
よっちゃんはまた求めてくる

私にNOという言葉はない
お金をもらうセックスより
よっちゃんとのセックスの方が
私は好きだ


客とは違い
よっちゃんは…温かい

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