世界で一番、愛してる。
里葉はビクッとして小さい声で

「ごめんなさい…」

と言った。

「大声だしてごめん。
俺らは元カレみたいに裏切ったりしないから」

「分からないよ?裏切るかもよ?」

「裏切らない。でも、なんでダテメガネする理由に繋がるんだ?」

「親友…元親友にね。ダテメガネかけたら雰囲気変わるんじゃない?って言われたの」

「え?」

「いや、結構不細工なのに告白してくれる子とかいて…それでなぜかいじめられてさ笑だから、もう反感かいたくないから笑メガネをかけようかなって、思っただけ」

「メガネで自分を隠してるわけだ」

「…っ、好きでこうしてるわけじゃないんだから!」

「もうひとつの理由、俺知ってるよ」

「え…?」

「自分の心をメガネで閉ざしてるんでしょ?」

「…え?」

「俺にはそう見える。
私に話しかけないで。私はひとりになりたいの。って。心が言わされてる気がする」

「え?」

「本当の心の声、聞かせてよ」

その言葉に里葉は涙をポロポロと流した

そして、

「わ…私は…っ!!
ひとりになりたくない…っ!!
悠と…っ!美優と…っ!尚央くんと…っ!ずっと一緒にいたいよ…っ!」

「…っ!この言葉知ってるか?
心が素直になった時、心から笑えるんだってさ。
な、尚央」

「あぁ。そうだな。そうだよな?美優」

「そうね」



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