永遠dream
  久々に、母の姿を見た。

昨日母に連絡を取ると、『たまたま空いてる便が見つかったから飛行機でそっちに戻る』と返事が返ってきた。

私が北海道に行こうと思ってたのにこっちに来る、の一点張り。

まぁ、お金は使わずにすむしその方が都合がいいのだけど。

そうして私は、家から二駅離れたカフェに来ている。

昨日の空が嘘だったかのように雨の音が響く。

このため息はこの天気のせいだろうか。


  母は私の表情を見るなり何かを察してあたたかく迎えてくれた。
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