君に会えたら伝えたい事がある。
「親友だよ。アルベルトとハナの両方」
「それでよくハナと寝れるよな」
「だから本当に寝てるだけだって、添い寝。アルベルトも知ってるし」
もう言葉が見つからなかった。ここまできたらハナもハナだ。
よくそんな事ができるよなと思った。
「何?ハナの事もう好きじゃなくなった?」
レオは僕を茶化すように言ってくる。
彼に怒っても怒鳴っても無駄だと感じた。僕に勝ち目は無い。
「ハナはアルベルトの事なんて思ってるの?」そう聞くのが精一杯だった。
「分かんない。どう思ってるんかなんて聞いた事も無いし、話された事も無いけど。でも、アルベルトはハナの事が確実に好きだよ」レオは僕の目を見て言ったのでこの言葉に嘘は無いんだろう。
「僕だってハナの事が好きだよ」僕はそうレオに心から本音を伝えたが、なぜか弱々しく聞こえた。
「お前の『好き』とアルベルトの『好き』は種類が違うんだ」レオはポツりと呟いた。
「どういう事だよ」
「なんていうかな」レオはしばらく考えた後にこう言った。
「お前の好きは『恋心』と『憧れ』、アルベルトの好きは『愛』と『依存』、そして俺とハナは『似た者同士』まぁ鏡みたいなものだよ」レオはそういうと飲みかけの水を飲みほした。
「意味わかんない」
「だろうな」とレオはいつもの様にヘラヘラ笑った。
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