君じゃなきゃ
私は嬉しいのと同時に拓海の言ってることが信じられなかった…………。

「拓海、私のこと好きって……いつから……? 知らなかった。」

「たぶん高校の時から……かな。でも、真沙にキスを拒否されてから自分の気持ちに自信がなくなって、その気持ちに気付かないふりしてた。いろんな女と関係をもって自分の気持ちを誤魔化していた。でも、押さえきれなくて真沙に気持ちをぶつけたこともあった。……もちろん何回やっても玉砕だったけどね……笑」


……えっ、何それ……



「え、いつ? いつ拓海が私に気持ちを伝えてくれた?そんなことなかったよ。」

「え?何でだよ、高校の時もキスしようとして阻止されて、そのあと無かったようにされて。そのあとも何回か真沙のことが欲しくてキスしようとしては拒否られて……。
だから、真沙は俺のこと男として見てくれないんだとずっと思ってた。そう分かってからもずっと好きな気持ちはなくならなかった。」


…………!嘘でしよー!!


「……はぁー? ちょっとまってよ、それが?そんな強引にキスしようとしてくることが気持ちを伝えていたなんて…………、絶対にヤりたいだけって思うじゃない……。」

私はそんな風には思っていなかったから、あり得ない拓海の行動に信じられなくつい声が大きくなってしまった!


「だいたい、もうちょっと告白するなら雰囲気とか順序ってものがあるでしょ!どうせ同じ告白ならロマンチックにしてもらいたいものなのよ!」

……もーやだー!気付かなかった私が鈍感だったの?!!!

「え、真沙ロマンチックなんだ。じゃ、ロマンチックに責めたら俺に落ちてくれていたの?」
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