君じゃなきゃ
……えっ、何なに。

拓海が私の頬を片手で優しく触った。そして、今のいままで泣いていた涙が頬に付いているのを指で優しく拭った。

私はそんな拓海の仕草にドキッとした。

今度は指で優しく私の唇を触った……。

「ち、ちよっと、拓海……」

「しっ……、俺は真沙のことが好きだ……。真沙も俺のことが好きなら動かないで……。今から愛の告白をする。だから聞いていて。」

そう言うと拓海が抱きしめてきた。そして、私の首筋に顔を埋めてきた……。


……あっ、……。


拓海の抱きしめる力が強くなった。
すると拓海は甘い声でゆっくりと話し出した。

「真沙。俺は真沙が好きでした。ずっとずっと前から好きでした。遊んでばかりの俺のことを軽蔑せず、いつも俺の側にいていつも話を聞いてくれた。俺は真沙の存在の大切さに気が付いたよ。
誰よりも大切で、ずっとずっと一緒にいたい。守ってあげたい。こんな俺だけど、真沙、俺の側にいて。」

「拓海……。私もずっとずっと好きだったよ。拓海の言葉、信じていいのかな……。」

拓海が顔を上げた。
私は恥ずかしさできっと顔が真っ赤になっている!
おでこがくっつくくらいに顔を近付けてきた。

「俺を信じて。絶対に裏切らない。約束する。」

……本当かな……遊ばれてないよね私、……信じていいのかな……。
私は不安になりながらも嬉しい気持ちもあり拓海を見た。

「拓海のこと信じる。でも……私、恥ずかしいけど初めてだから色んなこと知らないけど、嫌じゃない……?」


……きゃー!私、何恥ずかしいこと言ってるの……!


「真沙、……俺が教えてあげる。本当は少しずつゆっくり教えてあげたいところだけど、もうだめ……!俺がまん出来ない……。」

そう言うと拓海は激しく私の唇にキスをした。
でも、優しくて恋しくて甘くて……。

拓海の息があがっている。

私も苦しいくらいドキドキして、息の仕方が分からなくなった。
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