保健室の先生と私。



「ねぇ……梨々華ちゃん。正直に教えて?先生のこと好き?」


口が開かない。


好きって言って欲しくないんでしょ?


友情だけ、本当信じられないんだ。


せっかく出来た友情も壊してしまいそうで。



「いいんだよ……?本音で」

「本音を知って、由花はどうするつもりなの?」

「んー……覚悟するっていうか想いを決めるかな」


「重要?」

「うん……重要」


重要なら……。


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