保健室の先生と私。
「先生のこと好きだよ……」
「そっか……だよね…!」
由花は切なく笑う。
「ありがとう……正直に教えてくれて!」
「ううん……」
『ハァ!スッキリした』なんて言う由花に、私は複雑でしょうがない。
「これで私も諦める覚悟が出来る!」
「え?」
「昨日も含めて梨々華ちゃんには敵わないって思ったんだ」
「何で……そう思うの?」
「私と居るときと梨々華ちゃんとでは、先生の表情が全然違うの。楽しそうで素だなって。」
「そんなことないって……由花の方が親しみ強いじゃん!」
「それは生徒と先生としてね。恋愛には入らないよ……」
強く言ってるけど、今にでも泣きそうだった。