保健室の先生と私。



「帰って来てから顔色悪いしどうしたの?」

「悪くないよ。気のせい、気のせい。」


「最近休まず行ってるから無理しないのよ?」

「うん、分かってる。ありがと。」


お母さん、今ね学校楽しいよ。


ひとりの友達も出来て、大切な先生にも恵まれた。


これもきっと。


今までずっと黙って支えて来てくれた親の力。


「さ、食べなさい。冷めちゃうわよー。」

「いただきます。あ、お母さんの好きなアイドルグループ出てるよ!」

「キャー!!カッコイイわぁ……」


こうして笑っているお母さんが一番好きだ。


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