オタクの俺が超絶ズレてる子に恋をした。
日常で

「あー…よく寝た…」


俺――金子陵介は、寝すぎて痛い体をゆっくりと起こした。


今日は休日だから、ゆっくり寝れるぜ!


ってことで今11時15分。



腹へったなぁ……



階段を降りて、リビングに向かう。


リビングの前に、母がいる。


「ちょっと母ちゃん邪魔。俺飯食うから」


「邪魔ぁぁぁ?今日は何曜日か分かっているの?」


「日曜日」



俺がそう答えると、母はものすごい剣幕で睨み付けてきた。



「アンタ……!!今日は月曜日よ!!!学校じゃないの!?」


「あ?今日日曜だって、ニュース見てみればいいじゃん。ほれ」


そう言って俺はテレビをつけ、チャンネルをまわした。


「えー、今日4日現在、東京都で――」


4日。俺はカレンダーを見た。





……月曜日やんけ



「うぉああああやべぇぇぇめっちゃ遅刻やんんんん」


焦った俺は、何も食べずに家を出ていった。
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