結婚ラプソディ
「最初にハルさんの上司の方からお電話を頂いた時、本当に驚きました。
自分の息子が大切な彼女との間にいつの間にか子供を作って、また半同棲にも関わらず脱水を起こしているのに気がつかず…」
父さんが大きくため息をつく。
「ハルさん、透のような人間としても医師としても不完全な者と結婚して頂いてありがとうございます」
…どこまで自分の子供を貶めるのだ、この親父。
「この秋には二世帯住宅で同じ敷地に住む事になりますが、今からとても楽しみにしています。
透はまあ、どうでも良いけどハルさん、何かあればいつでも頼ってください。
全力で助けますので」
僕はどうでもいいんだ。
ああ、そう。
「どうかお二人が末永くお幸せに暮らせますように」
そう言ってカメラは外の景色に向いた、と思ったら。
次はハルの上司、神立さんと同じ会社だった人が映る。
あのストーカー男は見当たらなかった。
ここでもおめでとうの言葉。
隣のハルは今にも泣きそうになっている。
その次には僕の母さんや桃子さん、親戚一同がそれぞれお祝いの言葉を述べた。
それが終わると画面が白くなり、今度はバイクの音が聞こえる。
次に見えたのはサーキット。
ああ、これ。
本当の全日本の映像だ。
「先生の為に勝ちます!」
と画面に出てきたのは僕の大切な高校の友達・拓海の弟、祥太郎君だ。
「あたしはぼちぼち頑張りますー!!」
今年、ST600に上がった真由ちゃんの娘…むっちゃん。
「今年から高校生になり、いきなりJSBに挑戦します!」
むっちゃんの弟、知樹。
祥太郎君と知樹は同じJSBクラスなのでピットから次々と出ていく姿が映し出される。
むっちゃんは別のクラスなのでピットから一人出ていく。
そして激しいバトルの様子が映し出され、最後に勝つ様子が映る。
レースを終えた祥太郎君がヘルメットを脱いでニコニコ笑い、
「ね、勝ったでしょ?
これは先生に捧げます」
…やってくれるよ、JSBのポイントリーダー!
最後にチーム全体でおめでとう、と言ってくれた。
そしていきなり、兄さんが映る。
「今日は当直明けです。
休日を利用してここに来ています」
と映し出されたのは僕の母校。
わざわざ行ったんだ。
自分の息子が大切な彼女との間にいつの間にか子供を作って、また半同棲にも関わらず脱水を起こしているのに気がつかず…」
父さんが大きくため息をつく。
「ハルさん、透のような人間としても医師としても不完全な者と結婚して頂いてありがとうございます」
…どこまで自分の子供を貶めるのだ、この親父。
「この秋には二世帯住宅で同じ敷地に住む事になりますが、今からとても楽しみにしています。
透はまあ、どうでも良いけどハルさん、何かあればいつでも頼ってください。
全力で助けますので」
僕はどうでもいいんだ。
ああ、そう。
「どうかお二人が末永くお幸せに暮らせますように」
そう言ってカメラは外の景色に向いた、と思ったら。
次はハルの上司、神立さんと同じ会社だった人が映る。
あのストーカー男は見当たらなかった。
ここでもおめでとうの言葉。
隣のハルは今にも泣きそうになっている。
その次には僕の母さんや桃子さん、親戚一同がそれぞれお祝いの言葉を述べた。
それが終わると画面が白くなり、今度はバイクの音が聞こえる。
次に見えたのはサーキット。
ああ、これ。
本当の全日本の映像だ。
「先生の為に勝ちます!」
と画面に出てきたのは僕の大切な高校の友達・拓海の弟、祥太郎君だ。
「あたしはぼちぼち頑張りますー!!」
今年、ST600に上がった真由ちゃんの娘…むっちゃん。
「今年から高校生になり、いきなりJSBに挑戦します!」
むっちゃんの弟、知樹。
祥太郎君と知樹は同じJSBクラスなのでピットから次々と出ていく姿が映し出される。
むっちゃんは別のクラスなのでピットから一人出ていく。
そして激しいバトルの様子が映し出され、最後に勝つ様子が映る。
レースを終えた祥太郎君がヘルメットを脱いでニコニコ笑い、
「ね、勝ったでしょ?
これは先生に捧げます」
…やってくれるよ、JSBのポイントリーダー!
最後にチーム全体でおめでとう、と言ってくれた。
そしていきなり、兄さんが映る。
「今日は当直明けです。
休日を利用してここに来ています」
と映し出されたのは僕の母校。
わざわざ行ったんだ。