南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
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「ラブラブでしょ?」
「…うん、佑麻ちゃんが何も不満に思わないならいいと思う。」
さっきも一緒に自販機に行ったんだよ!って報告した私は、なぜか茉央ちゃんと黒崎ちゃんから哀れみの眼差しを向けられています。
なんで?!
何がいけないって言うんだ?!
「佑麻ちゃんたちって、実際どこまで進んでるの?」
「どこまで…って?!」
キョトンとする私に、ため息交じりの茉央ちゃん。
「だーかーらー!キス以上のことってもうしてるの?って聞いてるの!」
「キッ!?………///」
瞬時に顔は真っ赤に染まって、言葉を発する機能は停止。
そんな私を見て”やっぱ、まだか”と、なぜか納得している2人。
な、ななななななんだって?!
キ、キス以上のことって、その…ほら…!!
「ふ、2人は…その…」
「そりゃあ、付き合って長いもんっ!ね、黒崎ちゃん!」
「…え、えっと…うん。」
当たり前とでも言わんばかりの茉央ちゃんと、恥ずかしそうな黒崎ちゃんを見て察した。
あー、私たち…キス以上のことどころか、デートもしなければ一緒に帰れる日だって手も繋がない。
キスだって、最後にしたの…いつだっけ。