好きだから、じゃん



「帰ったら一緒に食べよう」



そうこっちを見上げる実音に「そうだな」と返しながら頭の中に浮かぶ要らない考えをかき消す。


今日、これから俺の家に帰っても誰もいない。


今日は実音と2人きりだ。


いや、別に何もしない。


付き合ったばっかりだし、俺、紳士だし。


なんて考えが理性なことは俺が一番わかっている。


「楽しみだなー」


俺の気も知らないで、無邪気に笑う実音。


これからは素直になれないことじゃなくて、この無邪気さに勝つ方法が俺の頭を悩ませそうだ。


それは俺にとって初恋を叶えたからこその幸せな悩み。




END


< 30 / 30 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop