暗闇のアリス second story [完結]
私の質問に、兄が答える
「現在、トップ企業の5社が均衡した状態にある。
それを打破するべく、トップ企業の一つである桜ノ宮グループとは仲良くしておこうと考えたわけだ。」
「そーだね。それに、俺はわがままなんだよ。
王は沢山いらないからな」
潤はにやりと笑う
「おいおい、そのうち俺は社長じゃなくなるってのか?」
たしかに
「そんなことはしないよ。今は大切な"駒"だからね」
潤は兄を見てニヤニヤと意地悪そうな笑を浮かべる